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備前焼天野智也

Date : 2009年12月

2009.大晦日

工房ギャラリーもきれいに掃除して、花を飾り、新年を迎える準備です。
明日くらいは作業を休み、新年を祝いましょうか。

御鏡と千両

今年も忙しく、アッという間に過ぎましたが、
おかげさまで、たくさんの方々に出会い、楽しい時が過ごせました。

やきもの屋の一年は、季節に関係なく“焼物を焼く”ことに終始します。
いつかの窯は大雪の中、年末ぎりぎりに窯が上がり、危うく窯焚きしながらの年越しかっ!?、
と手伝ってもらう仲間を、たいへんな目にあわせたりしましたが、今年はマシな方でした。(^_^;)

来年はもう少し余裕をもって仕事したいものです。(たぶんムリだろうなぁ…)


今年一年間、お世話になった方々、このブログを見て頂いている皆様、
本当にありがとうございました。
そして、2010年もよろしくお願いいたします。 m(_ _)m

明日からまた新しい一年が始まります。
みなさまにとって幸多き年となりますように!!

-やきもの屋 主-


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大晦日です。
今年もいよいよあと一日。

先日も書きましたが、断捨離はまだまだ継続中です。

小さな家でモノも少ない方だと思ってていましたが、
けっこう、ギュッと詰まっていたのでした。

そして新刊の『新・片付け術 断捨離』(やましたひでこ著 マガジンハウス) も読みました。
挫折しそうになる気持ちを本に応援してもらっているようです。

この本の最後の方に食べ物を入れる器について書かれていました。
ガラクタを捨てて、頭と気持ちをスッキリさせた後は、『モノ』をただ使うのではなく、
『厳選したモノ』の力を最大限に利用する段階に入るのだそうです。
その方法のひとつとして『厳選した器を使う。たとえばカップなど、口につけるモノから始める』と
よいのだそうです。
『食べ物は人間にエネルギーを補給してくれるものだから、それを入れる器は重要です。
毎日、直接口をつけるのならなおさらです。』と書かれていました。

器を作っている私達にとっては、とてもありがたい言葉です。
そして、よい仕事をせねば…と思いました。


大晦日は御節料理を少しだけ作ります。
田作り、煮染め、数の子出汁漬け、黒豆の甘煮などなど。

黒豆はこの秋に【やきもの屋・主】が仲間と作ったものです。(枝豆で食べきれなかったっ!!)
大粒です!

黒豆

炊飯器のおかゆモードで上手く出来ると聞いたので、これからやってみます。(^^ゞ

みなさま、よいお年をお迎えください! m(_ _)m

 -ママねこ


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注連縄

今年もいよいよあと二日になりました。

今日は、工房の注連縄張りです。

この間、火を止めた窯にも注連縄を張りました。
神垂(シデ)を半紙で作り、飾りつけます。

注連縄

赤い南天の実も供えて、
『お陰様で、良い窯焚きができました。
また、来年も良い窯が出ますように‥ 』
と、火の神様に祈りました。


のんびりと新しい年を迎えたいところですが
作品の仕上げ作業がまだまだです。

年を跨いで続きます。 (*_*;

新年には窯出しです。
「はやく準備しないとね~」とルナ(猫)が横を通り過ぎていきました…

 -やきもの屋 主-


水注

ピッチャーです。
お水がおいしいです。

花生けとして使って頂いている方もおられます。

備前 水差


この二つの作品は同じ土で作られています。
窯の中で焼く場所が違うため
色が変わって焼き上がります。

窯焚きでの温度帯や焼成中の雰囲気(酸素の量や燃料の燃え方のことなど)、
また、焼き終わった後の窯の冷め方など、
さまざまな要因で焼色が決まっていきます。

すべてが計算通りとはいきませんが、
あらゆることを想定して、窯詰めから窯焚きと作業を進めます。


奥の水注は、火の強い所で焼かれ、灰がたっぷり掛かり「流れ胡麻」と
呼ばれる景色になってます。
もう一つの作品は、手前に少し背の低い別の作品を置き
灰が全体に当たらないように窯詰めしています。
ですから作品下部は、赤い土の地色が出ていてとてもきれいです。

土の個性はひとつでなく、いろんな顔を持っています。
それをうまく引出し、作品に乗せたいものです。


 -やきもの屋 主-



四方向付

今窯の作品です。

備前 四方向付

あまり角張っていない
まる四角い感じ。

ヨホウムコウヅケという武士のようなカタイ呼名ですが
使い方は料理する人しだい。包容力のあるやさしい器です。

和食でなくても、温かいポトフなんか合いそうです。
ウチでは鍋の時に、銘々鉢で活躍してくれます。



今年もあと少し。

世間も我が家も、慌ただしい年の瀬です。
ちょっと一息ついて、楽しい食卓を囲みたいものですね。


みんな揃って食べると言えば、
ウチの猫さん、晩ごはんの「いただきまーす」さあ食べようか、
という絶妙なタイミングでよく帰ります。

帰ってきては「ドア開けてくれ~、ニャニャア~~」と
外で大きな声で叫びます。  (ーー;)

『ワタシも一緒に食べたいのっ!』と言ってるようです。
外でみんなの声を聞いてるのかなぁ‥

 -やきもの屋 主-



作品

作品仕上げ作業が続いています。


焼いた作品を水洗い、砥石と耐水サンドペーパーで磨いた後
手ざわりを確認するので、だんだんと指の皮が擦れて薄くなります。

手が痛いですが、仕上げを待っている作品は、まだまだたくさん。

指紋がなくなるほどなので、うつわが滑ります。
落っことさないように注意しながらの作業です。


今回の作品

備前 ハ寸皿と小鉢

ハ寸皿 と 小鉢

種類の違う土で作っています。
土の個性がでています。

洗いたての器はきれいです。
しかし使い続けるともっと美しくなります。
これからはじまる器の一生。
きれいに育っていきますように。

-やきもの屋 主-



クリスマスケーキ

今日で学校も2学期が終了!

子供たちは、通知表をもらってきました‥ ( ̄▽ ̄;)


家の中は【断捨離】継続中ですんごい事になっていますし、
仕事場も窯出しの作品仕上中で足の踏み場もない、とはまさにこの事…。


そんな、状況をちょっと忘れて、娘とケーキを作りました。

クリスマスケーキ

頂き物の苺を2パックも贅沢に使いました。感謝です。(#^.^#)

クリスマスケーキ

クリスマスケーキ



買ってきたスポンジに飾り付けただけですが、なかなか迫力?のあるケーキになりました。


クリスマスケーキ


メリークリスマス  また、明日からも窯出しに向け、頑張ります!


  -ママねこ-


冬至

今日は冬至です。

車のライトを点ける時間がどんどん早くなってきている事で、
夜が長くなっているのに気づきます。

そして、寒がりの私には、頑張らねばならないシーズンの到来です。

靴下をと思い編み始めましたが、もう寒くて我慢の限界~~
簡単なレッグウォーマーに変更しました。

レッグウォーマー

左右で模様が違うのは、おしゃれじゃなくて、同じ色で編むのに飽きたからです(^^ゞ


私などは寒い~と言っては、自由に厚着できるるからいいですが、
夫の知り合いのお寿司屋さんは、足元は雪駄や下駄、白くて薄い服、
それに生ものだから、作業スペースはあまり暖められないので
たいへんだ、と言われていたそうです。

そうだよなぁ~と我が身の着膨れを反省  (-"-)


今晩はお風呂に柚子でも浮かべてみましょうか‥。

でも、ぜ~ったいに搾ったり剥いたりするのが二人ほどいるので、
やっぱり 入浴剤にしておこう!!


  -ママねこ-



窯の中は…

一週間冷まし、窯をあけました。

まず、『口切り』です。

口切り

入口のレンガをはずして窯の中へ。

口切り

中の様子が気になるところです。


窯焚き後、気温がグッと下がり真冬に突入したようで、
窯もいつもより冷めているようです。
しかし中はまだ温かいので、汗ばむくらいです。

さて、やきものは‥



窯の中

こんな感じに焼けています。
思い通りのところもあれば、そうはいかなかったところも…
結果を見ながら、検証しながら窯出ししていきます。


焼けた作品は灰や藁にまみれ、汚れているのでよく水洗いします。
その時に砥石や耐水ヤスリで作品全体をくまなく磨きます。

焼けたばかりの作品は、土の中の小石や付着した灰などで
ガリガリ、ガサガサしています。
そのままでは手を怪我してしまいます。
なので、一点一点検品をしながら磨き仕上げしていきます。

これから、延々と続く作業です。


 -やきもの屋 主-



寒い朝

今日は、今年一番の冷え込みでした。

気温、氷点下に。
朝も、車がカチンカチンに凍ってました。


そんな日に外で水仕事… 

作った作品をのせておくための板。『長板』です。

長板

今度は窯から焼けてでてきた作品をのせるため、
一枚ずつタワシでゴシゴシと、粘土で汚れた板を水洗いします。

備前では、杉の板を使いますが、ウチのは松の板。
瀬戸の古い窯元で使われていたモノです。
以前に紹介した大きなロクロといっしょに我が家へ。

古いモノなので反ったり、割れたりしてますが、まだまだ現役。
新しい板と共にがんばってくれています。


洗った板は、風に当てて干します。

窯出し前の一仕事です。
 
  -やきもの屋 主-


断捨離(だんしゃり)のすすめ

ただ今、我が家は【断捨離】だんしゃり実践中です。

普通に言うと大掃除が近いです。

断捨離のすすめ

『断捨離のすすめ』 やましたひでこ監修/川畑のぶこ著
この本を読んで“これだワ”と思ったのです。

【断捨離】とはヨガの行法哲学 「断行」「捨行」「離行」を元に生まれた言葉です。

入ってくるいらないモノを断ち、ガラクタを捨て、モノへの執着から離れる。
ただ、何もかも捨てろとか、効率のよい収納法にせよ、というのではありません。

本の中で、私が好きな文章を紹介します。


【断捨離を実践する、つまり「モノとの関係を問い直す」ことで、
不思議いろいろなことが起こります。
家の中には光と風が流れ込み、空気が変わります。
片付かない悩みの種だったモノたちが味方へと変わり、
執着は愛着となって、わずらわしい日常が「ごきげん」へと変化します。
モノの量が減ると、残されたモノの存在感が増してくるようになります。
選び抜かれたお気に入りのモノに囲まれて暮らすと、空間にも心にも
ゆとりが出てくるでしょう。】


我が家はモノを作る事が、仕事であり、暮らしです。
日々、愛着がわくような器をめざしたいですね。


食器についても書かれています。

【お客さんが来た時は、いい食器を使い、自分はいつもディスカウントショップの食器で
間に合わせていたことに気づき、無意識のうちに私は素敵な食器で食事するには値しないと、
自分で自分を見ていたことに思い至りました…
しかし毎日使うからこそ、自分をハッピーな気分にしてくれる、いいものを使おう。
そう思うように変化しました。】


わが實生窯の備前焼の器が、使う人の味方となって毎日を「ごきげんで
ハッピーな気分にする事」ができたなら、こんなにうれしいことはありません。

そのためにも、まず、自分達がモノとの関係を問い直して、
どんな変化をするのかを愉しみたいと思います。


  -ママねこ-




竹取物語‥

窯焚きが終わり、
冷ましている間はノンビリと休めるのかと思いきや、
けっこう重労働な日々です。

今日は窯の裏の竹ヤブで、倒れた竹を切り、奥に積み上げて
裏山の掃除です。

竹伐り

冬の寒さが増してきたこの季節以外は、山にはマムシやスズメ蜂などが
出ることがあるので危険なのです。

ちゃんとヘルメットをかぶり、林業に転向か?という感じです。

竹の長さは大きいと6,7mくらい。
けっこう重いので倒すのも一苦労です。
窯の屋根にぶつけないように、慎重に倒す方向を定めます。


この窯を造った時からすると、もう何十、いや何百本倒したのかなぁ…
いくら竹を切っても、かぐや姫や金は出てきませんが‥  (+_+)

 -やきもの屋 主-


誕生日プレゼント

窯焚きが終わった翌日の12月12日。
その日はやきもの屋・主の誕生日でした。

窯焚きの疲れで一日ダラダラと過ごし、
誕生日会などというイベントもないまま終了……

…は寂しいよねとビールとチューハイで乾杯したときは、もう13日になってましたっっ
   (^^;)\(゜゜)

備前焼 ビアマグ



絵を描くのが大好きな娘が、主にピッタリの作品をプレゼントしていました。
『好きなことは、トコトンやろう!!』というメッセージ付きです。


子どもの贈り物

主も、うれしそうにロクロ場に掛けるようです。

ということで、めでたしめでたし。  (^^ゞ

  -ママねこ-


窯焚き その9

昨日の窯焚き……

【うど】(窯の一番前の部分)の火前焚きが終わり、横焚きに移行。

焚き手は6人。2人ずつ組んで交代しながら横焚きします。
6ヶ所の焚き口を順に上げていきます。

横焚き

横焚きにおよそ15時間かかりました。
火前焚きからあわせると……
つくづく人に感謝です。

横焚き口


窯焚きの終了。

目標温度まで達すると、作品が焼きあがったかどうかを、
窯の覗き穴から目視して確認します。
この判断がもっとも重要です。
窯の中は広く、すべて均一に焼くことはできませんし、
温度計も、設置している1箇所だけしか把握できません。
となると、どこを、どの作品を見て止めるのか。
それを予め決めておくことが、最後の決断を迷わずに行うコツです。


「もうよし!」と判断すると薪をくべるのをやめ、焚き口をレンガで塞ぎ、
土を塗りつけ密閉します。

横焚き口

備前焼は、焚き終ってから冷めていく間にだんだんと発色して
色付きますので、密閉して徐冷します。約1週間冷まします。


窯焚きの最後の仕事。
煙突につながるダンパー(窯と煙突の間を遮断したり開けたりする装置)を閉じ
窯を完全に密閉状態にして終了です。

焼上がり、焚き口をふたしてからダンパーを閉めるまで
少し時間がかかります。
窯の中に残っている熾(おき)をあるていど燃え尽きさせてから
遮断します。この熾の残し具合でも発色に影響があるので気の使いどころです。


ダンパーを閉じるまでの間、窯焚きでお世話になった方々に
『あがり御神酒』といってささやかな食事を振舞います。

あがり御神酒 あがり御神酒

弟子時代の頃は、お酒も出て盛り上がったものですが、
今は皆、車ですのでお酒は手みやげにして、帰ってから飲んでもらいます。

やきもの屋のいい風習です。

そして、窯焚きの夜食をはじめ、『あがり御神酒』でのみんなの食事を
作ってくれている「ママねこさん」に感謝です。m(_ _)m



やきものは、もう出来上がっています。あとは冷めるのを待つだけ。
「窯の中でどうなっているのだろうか‥」

窯焚き終了

期待と不安の入り混じった気持ちで窯出しを待ちます。

-やきもの屋 主-




窯焚き その8

今日の窯焚き‥

この日は夜から、窯の一番前の部分、
【うど】と呼ばれる大きな部分の仕上げ焚き(火前焚き)。

そこが終わると1~6番口という横焚き口の仕上げ焚き(横焚き)。
これで窯全体が焼けることになります。

所要時間、14時間くらい。夜中から次の日の午後まで焚きっぱなしです。
もちろん交代で焚きますが、熱さや、続いている窯焚きの疲れがピークで
持つかどうか、少々心配です。



そして…
本日、無事に窯焚き終了しました。

窯の焚き口をふたする


手伝ってくれた、みなさま。お疲れ様でした。そしてありがとうございました。
いろいろと、苦労しながらの横焚きでしたが、良い作品が焼けたのでは
ないでしょうか。

詳細はまた明日にします。ごめんなさい m(_ _)m

ウゥ~ねむい~ (+o+)
これから少し眠ります、おやすみなさーい (-_-)zzz

-やきもの屋 主-


窯焚き その7

今日の窯焚き‥

温度計 1001℃

昨日、一昨日と窯の温度を上げてきて、
窯焚きもそろそろ大詰め。仕上げです。

窯の内部。焚き口からの様子。
1000度を越え、焼き物に成りかけている器。

窯の中の作品

ウチの窯は、煙突からほとんど煙が立ちのぼりません。
煙を出さないように焚いているということです。

これは、酸化焼成といって、窖窯(あながま)の
代表的な焼成方法の一つです。

きれいに焼けると鮮やかな紅い色が現れます。

これから煙がでないように気を付けながら、
また徐々に上げていきます。

まだまだ気が抜けません。

-やきもの屋 主-


今日のネコ‥

猫達にも、炎は近寄っちゃいけない事はわかる様で、
ダッシュで通り過ぎます。(通るのかョ!(+_+) )
でも、暖かいのでやってきます。

ルナ モカ


ルナは窯の横の薪が置いてあった板の上にいます。
薪もだいぶ減ってきました。

賢い(?)モカはナイスな場所を見つけたようです。

炎からは1番遠くて、煙突があるので風も来ない所です。

熱い窯と煙突に地面が暖められて、まるで床暖房。(´0`;)

一緒に昼寝がした~~いけれど、
そんな所で寝たら、肌が乾燥してカピカピになる恐れあり…
なので、やめておきます。 (#^.^#)

さあ、窯焚きも残りわずか。
気力、体力、振り絞ってがんばりましょう!!

-ママねこ-




窯焚き その6

今日の窯焚き

窯

夜9時。
温度計768度

長く組んでいた下焚き口を
レンガを外していき、
だんだんと窯に近づけます。
焚き口が窯に近づくと、それに伴って
少しづつ温度が上がっていきます。



窯焚きデータ

窯焚きノート

毎窯ごとに、温度推移、操作内容の良否、焼成結果やその感想。
また天候の事や気づいたことなどメモをとっています。

かといって、データに従い、同じ時期に窯を焚いても同じ色になりませんし、
同じように窯焚きの操作をしても、同じ反応をしてくれないものなのです。

ですが、窯焚き中にアクシデントがあった時など、
このメモから何かしらのヒントが見えてくるんです。
『あぁ あの時もトラブってるなぁ、』
『そうだ、この時はこんな気持ちで、こんな対策して失敗したんだったっけ。』
という様なことをこのノートから思い出したりするんです。

何気ないメモ、例えば天気や助っ人メンバーの名前などが、
そういう出来事の記憶と絡み合って、頭の中に記憶されているんですね。

でもアクシデントも毎回違うので、結局はそのときの素早い反応と対策、
またそれを断行することができるかどうかにつきます。

窯焚きの状況は刻々と変化しつづけます。いい流れも、悪い流れも。
臨機応変に対応できる、気持ちの整理が重要です。

-やきもの屋 主-


窯焚き夜食

窯焚きの夜食です。

おにぎり、豚肉とごぼうと玉葱の煮物、卵焼き、沢庵です。

夫が食べるのでなく、手伝いに来てくださった方の夜食なので
味付けするのに緊張します。

最後の一日などは、8人分作るので大家族の主婦になった感じです。

子供の弁当から始まって、ず~っと何か作っているわぁ。 (+o+)
たまには薪を運んだりもしますが…

  -ママねこ-





窯焚き その5


今日の窯焚き

現在温度578度
だんだんと温度を上げていっています。

温度計 578℃

窯の温度を上昇させてるには熾き(おき:薪が燃えて炭状になり、
それが積もったモノ)が重要です。

熾きが多すぎると不完全燃焼を起こし、温度が下がる。
少ないと窯内部が蓄熱せず、こちらも温度が下がります。

従って、窯内に熾きを程よくためて、その熾きの状態を良くすることが
温度を上昇させる近道です。(でもこれが難しいのですが‥)


窯焚き

下焚き口から薪を投入して温度上昇させていくのがウチの窖窯(あながま)の焚き方。
しかしもう少し、温度が上がってくるまでは、上焚き口を開けられないので
窯内が見れません。

下焚き口に這いつくばりながら、かすかに見える窯内を覗いて、
焚き口の奥辺りに熾きをためていきます。
その“熾き”をうまく熾す(よく燃えている状態にすること)ことが昇温のカギと言えます。



差し入れに頂いた鯖みそ寿司とにゅう麺を食べ、もうひとガンバリです。

鯖寿司とにゅう麺

-やきもの屋 主-


窯焚き その4

今日の窯焚き‥


温度計は411度を指してます。

だいぶ窯が熱くなってきました。
窯の輻射熱もだんだんと効いてきたようです。

窯焚き

焚き口の廻りでじっとしていると、もう火傷しそうな感じです。
薪をくべるのは、手早く、です。



焚き口のレンガの上で石焼き芋を焼く子供達。

窯の焼き芋

アルミホイルに包み、置いておくだけ。
2、30分でホクホク。

子供らの窯焚きのお楽しみ。
今日はジャガ芋もやって晩御飯のカレーにのっけてました。




煙突のダンパー(窯と煙突の間を遮断したり開けたりする装置)
を少しあけ煙突を温めて、モセ取り終了。

窯の煙突


少し体に疲れが溜まってきた感じですが、窯焚きはこれから。
明日からは横焚き口をすべて閉じ、煙突を使い、窯の温度を上げていきます。

-やきもの屋 主-




窯焚き その3

窯焚きは体力が大事!

というで事で、三食しっかり食べます。
食事のほかに、おやつもです。
窯の前でずっと炎を見ながらの同じ作業なので、
自分が飽きないようにと、食べる事も重要?です。


先日、大福についてこのブログに書きました。

そうしたら、なんと實生窯のお客様が【岡埜栄泉】の豆大福を送って下さいました!

岡埜栄泉 豆大福


宅配便の受け取りのハンコを押しながら、【岡埜栄泉】の文字を見つけたママねこさん。
「キャ~\^o^/」と宅配便のお兄さんがまだいるのに叫んでいました‥

土曜日で休みの子供達と一緒に窯を焚きながらいただきました。
とっても美味しかったです。

S様、本当にありがとうございました。m(_ _)m
窯焚き、頑張ります (^O^)/


そして今日の窯焚き

まだ昨日の、後ろの横焚き口は開放したまま。まだモセ取りが続いています。
夜の10時。250度を越えた辺り。

窯

6箇所ある横焚き口の一番前の口に温度計を挿しこんでいます。

窯焚き最終日には、この温度計の位置で1100度以上は上げますが、
実際の作品が焼けている場所はもっと前の方で、
その時は1250~度くらいは、いっています。
これも窯の一番前の部分だけの話です。

この部分が焼けたら温度計の位置を後にずらして
今度は横焚き口から薪をくべて、また温度を上げていきます。
そして一番後ろの横焚き口まで順に焼きあげていくのです。

温度はこれからだんだんと上がり始めますが
今は1時間に5度くらいのペースで、ゆっくり上げていきます。

-やきもの屋 主-



窯焚き その2

窯は一人では焚けません。

焚く時間の長さだけでなく、大きい窯なので交替で焚きます。

焼き上がる前までの7日間は二人で二交替します。
【やきもの屋・主】が16時間、助っ人の方、8時間。

窯焚きの最後の1日は【横焚き】といって、横の焚き口4ヶ所をいっぺんに
焚き、温度を上げていきますので、一人だけでは無理があります。そこで‥

備前では、“手間換え”と言って窯焚きの互助があります。
先輩、後輩、友人など窯をもつ作り手5、6人でそれぞれの窯を順番に焚いていきます。
人の窯を手伝い、自分の窯を助けてもらう。
そこには賃金は存在しません。労働で返すのです。
お互いの技術と信頼があっての、ありがたい仲間です。

ウチの窯では最終日の8日目、6人で焚き上げます。
みなさん、今回もお世話になります。よろしくお願いします。m(_ _)m



さて今日の窯焚き。

窖窯(あながま)、後部

まず窯の中の湿気を取り除く、【モセ取り】です。
モセとは湿気のこと。

窯の後部の焚き口を開放させて、そこから湿気を逃がします。
この湿気は作品や窯道具などに含まれていた水分です。
この工程をしっかりとしておかないと割れてしまう原因になります。
窯の中の温度と空気の吸い込み具合、湿気の抜け具合。
すべてに気を使いながら薪をくべます。
ゆっくりゆっくり昇温です。

温度計 71℃

以前、このブログで書いた、窯の湿気と焼色の関係についての『湿気』とは
また別次元の『湿気』なのです。こちらの事はもっと温度が上がってからのお話。
またその時に…

  -やきもの屋 主-


窯焚き

ようやく… 窯詰めも終わり‥

昨日の夕方、窯に火が入りました。
これから約8日間焚きつづけます。

窯焚き

何故そんなに長い間、窯を焚くのかというと…
備前焼はゆっくりと焼き締めていかなければ割れてしまうのからなのです。

備前の土は、粘り気が強く作りやすい優れた土ですが、
収縮率が大きいので、急激な温度上昇に耐えられないのです。
故、時間をかけて焼き締めるのです。

施釉陶(釉薬をかけた焼物)の場合、素焼きして釉薬をかけて本焼きしますが
備前は素焼きせずそのまま本焼きへ。
一概には言えませんが、施釉陶の本焼きは一度素焼してあることもあり、
備前より遙かに短い時間で済みます。
私の工房では、土をあまり精製せず自然の表情を残す土作りしているので、
より慎重に昇温させていきます。

窯焚き

時間がかかる分、良いこともあります。
それは、燃料の松の割木の灰がたくさんかかるということ。
つまり長く焚けばそれだけ灰の量も増え、色が濃くなります。
時間をかけてじっくりと焼締める。
これが備前の窯焚きです。

良い色に、そして良い器に焼けて出ますように‥と
御神酒を捧げ、窯焚き開始です。

御神酒

-やきもの屋 主-


苦手な作業

備前焼の窯詰めの時に使う藁です。

藁

作品の中に入れたり巻いたりします。
この藁を木槌を使って叩いて繊維を潰してやわらかくします。
夫を手伝おうと頑張りましたが、いくら叩いても、ほとんど変化なし… (-.-;)
今まで窯造りのためのレンガ運びのような力仕事から細かい事まで何でもやってきました。
が、しかしこれだけは苦手です。ゴメン~ m(__)m

全く役に立てずに落ち込んで家に入ったら、こんなものが…

貼り紙

横から見ると、こんなふうになっています。

ルナ

すぐに、毛布や布団に潜り込むので、貼紙をしないと、危ないのです。

まぁ、どんなに忙しくてもルナの手を借りる事はないから、安心して昼寝して下さい。



窯は、いよいよ明日あたり火入れとなるようです。

  -ママねこ-



プロフィール

天野智也

Author:天野智也
備前 やきもの屋家族のブログ。
やきもの屋・主 と
カミさん(ママねこ)の
日々のくらしや仕事について。
ついでに猫2ひきのお気楽な
日常も・・・

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