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備前焼天野智也

 岡山県赤磐市に半地下式窖窯を自作築窯。 普段使いにも贈り物としても最適な、シンプルでモダンな備前焼です。

窯焚き その9

昨日の窯焚き……

【うど】(窯の一番前の部分)の火前焚きが終わり、横焚きに移行。

焚き手は6人。2人ずつ組んで交代しながら横焚きします。
6ヶ所の焚き口を順に上げていきます。

横焚き

横焚きにおよそ15時間かかりました。
火前焚きからあわせると……
つくづく人に感謝です。

横焚き口


窯焚きの終了。

目標温度まで達すると、作品が焼きあがったかどうかを、
窯の覗き穴から目視して確認します。
この判断がもっとも重要です。
窯の中は広く、すべて均一に焼くことはできませんし、
温度計も、設置している1箇所だけしか把握できません。
となると、どこを、どの作品を見て止めるのか。
それを予め決めておくことが、最後の決断を迷わずに行うコツです。


「もうよし!」と判断すると薪をくべるのをやめ、焚き口をレンガで塞ぎ、
土を塗りつけ密閉します。

横焚き口

備前焼は、焚き終ってから冷めていく間にだんだんと発色して
色付きますので、密閉して徐冷します。約1週間冷まします。


窯焚きの最後の仕事。
煙突につながるダンパー(窯と煙突の間を遮断したり開けたりする装置)を閉じ
窯を完全に密閉状態にして終了です。

焼上がり、焚き口をふたしてからダンパーを閉めるまで
少し時間がかかります。
窯の中に残っている熾(おき)をあるていど燃え尽きさせてから
遮断します。この熾の残し具合でも発色に影響があるので気の使いどころです。


ダンパーを閉じるまでの間、窯焚きでお世話になった方々に
『あがり御神酒』といってささやかな食事を振舞います。

あがり御神酒 あがり御神酒

弟子時代の頃は、お酒も出て盛り上がったものですが、
今は皆、車ですのでお酒は手みやげにして、帰ってから飲んでもらいます。

やきもの屋のいい風習です。

そして、窯焚きの夜食をはじめ、『あがり御神酒』でのみんなの食事を
作ってくれている「ママねこさん」に感謝です。m(_ _)m



やきものは、もう出来上がっています。あとは冷めるのを待つだけ。
「窯の中でどうなっているのだろうか‥」

窯焚き終了

期待と不安の入り混じった気持ちで窯出しを待ちます。

-やきもの屋 主-




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